夏の植物
夏の花
夏場に箕面で目につく花をご紹介します。
ネムノキ(マメ科) 花びらはごく小さく、たくさんのおしべで着飾っています。「見せる下着」
的な発想といいましょうか。夜になると、細かく分割した葉をぴたりと閉じて、眠ります。道路わき
など、明るい環境で見かけます。
リョウブ(リョウブ科) たくさんの白い花が穂のように並んで、順番に咲きます。
乾燥気味の尾根筋に多く生育しています。
ムラサキシキブ(シソ科) 紫色の果実が名前の由来ですが、こじんまりとした
花も紫色です。
カリガネソウ(シソ科) 大きな株になる植物で、晩夏に変わった形をした花を咲かせます。
ハエドクソウ(ハエドクソウ科) 根をハエ取り紙の材料にするのだとか。花がちんまり
としているので、機能先行の命名になったのでしょう、なんだか気の毒。滝道沿いの木陰でよく見
かけます。
ハグロソウ(キツネノマゴ科) 滝道沿いの暗い木陰で見かけます。くちびるをめくって
お歯黒をした歯を見せているような、と言われれば確かにそんな風に見えますが、その状況を
想像するだに、あんまり上品な発想ではないなぁ。